貫成人『ニーチェ』:わからなくてよいということがわかった [本]
「入門・哲学者シリーズ」の1冊。
そこそこ読みやすく、かと言って入門書にありがちな読者への媚びがないのは好印象。
が、わかりやすいかと言えば、厳しい。
飛躍が多く、ただ断言を受け入れる他ない感じ。
ただ、これはニーチェ自身のスタイルでもあるので、仕方ないと言えば仕方ない。
結局、ニーチェは「思想の種」でありインスピレーション源なのだろう。
だから、そこに首尾一貫した「思想」を見つけようとしてもそれは解釈者の思想になってしまう。
(永井均はそれがおもしろいのだが)
というわけで、ニーチェはある意味「わからないのが正しい」という結論を出せたので有用であった。
そこそこ読みやすく、かと言って入門書にありがちな読者への媚びがないのは好印象。
が、わかりやすいかと言えば、厳しい。
飛躍が多く、ただ断言を受け入れる他ない感じ。
ただ、これはニーチェ自身のスタイルでもあるので、仕方ないと言えば仕方ない。
結局、ニーチェは「思想の種」でありインスピレーション源なのだろう。
だから、そこに首尾一貫した「思想」を見つけようとしてもそれは解釈者の思想になってしまう。
(永井均はそれがおもしろいのだが)
というわけで、ニーチェはある意味「わからないのが正しい」という結論を出せたので有用であった。
ニーチェ―すべてを思い切るために:力への意志 (入門・哲学者シリーズ 1)
- 作者: 貫 成人
- 出版社/メーカー: 青灯社
- 発売日: 2007/10/03
- メディア: 単行本
2012-03-06 07:30
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